2022年8月18日(木)、最初に訪れたのはカンタル県の Saint-Saturnin。Église Saint-Saturninです。
ここは、小さい村にある小さい教会で、かわいい柱頭彫刻があります。
ちなみに、ピュイ=ド=ドーム県にも Saint-Saturnin という名前の村があり、そちらにはオーヴェルニュ地方のロマネスク芸術を象徴する主要な五つの教会のひとつがあります。別の村です。
Saint-Saturnin へ
夫と私は宿から南に17分ほど車を運転して、静かな小さい村に着きました。10時半頃のことです。
外観をみます。
Église Saint-Saturnin の外観
西側には扉口はありません。
北側は新しくて
東側には持ち送りが少しあります。
教会の中に入ります。
Église Saint-Saturnin の内観:構造
単一の身廊と、それに続くクワイヤ、半円形の後陣があります。
身廊の柱間は三つで、北側には三つの礼拝室があります。
身廊の南側は、第一の柱間に南扉口があり、第二と第三の柱間に一つの礼拝室があります。
南扉口を入ってすぐの場所に、有料の照明装置があります。照明なしでは昼間でも暗いので、つけることをおすすめします。
身廊もその南北の礼拝室らも尖頭アーチですが、クワイヤと後陣は円アーチ。
主後陣の南北に小後陣があります。
円アーチの部分には柱頭彫刻があります。
柱頭彫刻
クワイヤの柱頭彫刻がとても良いです。
鷲と、ぶどうを吐く人たち。
こちらにも、ぶどう。そして、くにゃくにゃしている人たち。
くにゃくにゃしている人たちの柱頭を別角度から。
こちらは菱形や円が面白い。
こちらの人には、ニンブス(光背)と翼がありそうです。
同じ柱頭を別角度から
真面目な顔してます。
Église Saint-Saturnin。小さい村にある小さい教会で、かわいい柱頭彫刻があります。
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