2022年8月15日(月)、二番目に訪れたのは Ally。Église Saint Férréol(昔は Église Saint-Vincent)です。
ここは、後陣の持ち送りと、壁の色合いが素晴らしいです。教会の中の勝利アーチの柱頭彫刻も良いです。
Ally へ
夫と私はブラジュアック(Brageac)から南に8分ほど車を運転して、穏やかな村に着きました。13時45分頃のことです。
後陣がすごく良いのですが、後でゆっくりみます。
Église Saint Férréol の概要
教会の外に案内掲示がありました。一部を抜粋して太字で和訳します。
クロヴィス憲章によると、アリーにはサン=ヴァンサンに捧げられた教会があり、現在もその名が残っているが、その建物の痕跡はもはや見ることはできない。
略奪、疫病、戦争などの苦難の歴史を反映し、オート・オーヴェルニュ地方の教会の建築は、多くの増築や改築を経てきた。この教会は、そうした状況を顕著に物語っている。
12世紀に建てられたロマネスク様式の建物は、クワイヤ①と後陣②が残っているのみである。15世紀、全体が改築された際、クワイヤは解体され、二つの祭室が加えられた③。聖ヨハネ礼拝堂の要石には、スコライユ家の紋章が描かれている。この貴族の一族は、ここに埋葬の権利を持っていた。
当初の鐘楼は革命で破壊され、1870年に現在の塔に建て替えられた。身廊は17世紀か18世紀のもので、1844年に聖具室が追加され、その後二つの礼拝堂が追加された。
後陣のリムーザン窓や勝利アーチの柱は、ロマネスクの要素が見事に造形されている。
後陣に施された12の持ち送りも見逃せない。動物の頭や幾何学的な形などのモチーフは、当時の労働者のインスピレーションを豊かに物語る。
後陣に注目です。
フロアプラン
教会の外の案内掲示にフロアプランがありました。東が上です。
教会の中に入ります。
Église Saint Férréol の内観:全体
教会の中の、全体の様子。
ロマネスク建築が残るのは、クワイヤと後陣です。
勝利アーチの柱頭彫刻が良さそうです。
繊細な植物模様。
外観をみます。
Église Saint Férréol の外観:全体
後陣が素晴らしい。
壁の色合いが最高です。
さらに、持ち送りが、すごく面白いです。
幾何学的な模様もありますが、
人。
愉快な仲間たち
前足がかわいいです。
ベロベロ〜
口から植物を吐いてます。
Église Saint Férréol。後陣の持ち送りと、壁の色合いが素晴らしいです。教会の中の勝利アーチの柱頭彫刻も良いです。
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