2022年8月4日（木）、三番目に訪れたのは Artonne 。Église collégiale Saint-Martin です。
ここは、ドラミちゃんのような浮き彫りになぐさめられました。
Artonne へ
私はサン＝ミヨン（Saint-Myon）から北東に4分ほど車を運転し、小高い丘の上の村につきました。13時過ぎのことです。
噴水広場に車を停め、通り（Rue Mercière）を北へと歩いて、教会に向かいます。
Église collégiale Saint-Martin の外観：全体
外観をみます。
大きめの教会です
残念ですが、私は魅力を感じません。
東側もあんまり。。。
Église collégiale Saint-Martin の概要
教会の外に音声ガイドのQRコードがありました。ハイテク。
一部を抜粋して太字で和訳します。
初期キリスト教時代である4世紀頃には、今はなき教会がここに建てられていたことが知られている。当時、この村は聖マルティヌスの通過が強く印象に残っていた。トゥールの歴史家グレゴリウスによると、彼は地元の聖女である Sainte-Vitaline の墓に祈りを捧げたという。
11世紀には、聖マルティヌスを称える12人の修道士からなる参事会が設立され、教会が拡張された。
12世紀には、オーヴェルニュ地方の主要な教会を手本に、周歩廊と放射状の祭室が加えられた。これにより、サン・マルタン教会の長さは47m以上となり、例えば巡礼教会であるオルシヴァル教会やクレルモンフェランのノートルダム・デュ・ポール教会よりも長くなった。
修道士たちが会合を持った場所である正方形のチャプターハウスは、柱頭を載せた12本の円柱の上に、複数の小さな十字架のアーチで覆われている。その建築は地下聖堂を連想させるが、19世紀に全面改修されたものである。この改修工事で彫られた柱頭には、それぞれ善と悪が表現されている。
クワイヤは、三つの祭室を放射状に開く周歩廊によって囲まれている。12世紀につくられた見事な錬鉄が、クワイヤと周歩廊を区切っている。
教会の中に入ります。
Église collégiale Saint-Martin の内観：全体
教会の中の、全体の様子。
尖頭アーチの天井が高いです。
南側廊
北側廊
東西に長い身廊です。
Église collégiale Saint-Martin の内観：チャプターハウス
北側廊には、チャプターハウスが接しています。
修道士たちが会合を持った場所である正方形のチャプターハウスは、柱頭を載せた12本の円柱の上に、複数の小さな十字架のアーチで覆われている。その建築は地下聖堂を連想させるが、19世紀に全面改修されたものである。この改修工事で彫られた柱頭には、それぞれ善と悪が表現されている。
19世紀にネオ・ロマネスク様式でつくられた作品は各地に多く残りますが、チャプターハウスの柱頭も、そのひとつということですなあ。
Église collégiale Saint-Martin の内観：周歩廊
クワイヤに来てみました。
12世紀につくられた見事な錬鉄が、クワイヤと周歩廊を区切っています。
周歩廊を歩きながら装飾を見てみたいところですが、
周歩廊は立ち入り禁止でした。
遠くはなれた柱頭に目をやりながら、さみしい気持ちに。。。
あ、顔があります。
ドラミちゃん？
Église collégiale Saint-Martin。周歩廊にロマネスク様式の柱頭が残り、12世紀につくられた見事な錬鉄が、クワイヤと周歩廊を区切っています。
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