2022年8月1日(月)、三番目に訪れたのは Franchesse 。Église Saint Etienne です。
Franchesse へ
私はル・モンテ(Le Montet)から北に11分ほど車を運転してAirbnbに戻り昼食を済ませると、Airbnbからさらに北に18分ほど車を運転して、小さな村に着きました。
出発前に役場に教会が開く日時を確認したところ「教会は一年中毎日開いていますが、もし閉まっている場合には役場に鍵があるので身分証明書をご提示ください。役場は水曜と土曜午後は休みです。」とのことでした。
教会の前に車を停め、教会の外観を見学します。
Église Saint Etienne の外観
南側にも持ち送りがたくさんあります。
人の顔や、図案化された植物のような装飾が並びます。
外観では、東側が特に素晴らしいんです。
盲アーチの連続が主後陣の上部を飾るなど、凝った装飾が展開します。
北側も東半分は装飾が豊かなのですが
北側の西半分には、あまり装飾が残っていません。
Église Saint Etienne の概要
教会の中に案内板がありました。一部を抜粋して和訳します。
三つの柱間を持つ身廊と側廊、半円形の後陣、交差部、そして交差部の上に立つ四角い鐘楼からなる、非常に完全なプランを持つ興味深い建物です。
ロマネスク様式に属し、12世紀末から13世紀初頭にかけて、スヴィニー(Souvigny)の修道士によって建てられたと考えられています。
内部では、いくつかの柱頭が注目されます。柱頭H4(フロアプラン参照)は、結婚式の場面を表しているようです。その反対側のG2には、聖母が膝の上にイエスを抱え、イエスが片手を挙げて祝福しています。彼女の右側には非常に高いチボリウム(祭壇の天蓋)が置かれ、その左側には動物の頭を支える小人がいます。F3は、翼を広げた2羽のフクロウを表しています。
フロアプラン
教会の中にあった案内板に、フロアプランがありました。東が上です。
ロマネスク様式がかなり残っていてうれしいです。
Église Saint Etienne の内観:全体
教会の中の、全体の様子です。
北側廊
南側廊
柱頭彫刻に注目です。
Église Saint Etienne の内観:柱頭彫刻
高い位置に、見応えのある柱頭彫刻があります。
特に、交差部にある二つの柱頭(フロアプランにおけるH4とG2)は人が描かれていて目をひくものがあります。
H4は、案内板によると結婚式の場面らしいです。
その反対側↓の G2にある柱頭は聖母子像。
こちらの面には祭壇天蓋が描かれていて、
こちらには動物の頭と人が描かれています。
低い位置にある柱頭も素晴らしいです。
鳥がいたり
何かを口にくわえていたり。
小後陣は彩色されています。
ちょっとお待ちなさい。
ここに変なのがいます。
その存在感は、怪しすぎ。
Église Saint Etienne 。後陣外観と柱頭彫刻が素晴らしい。
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