2022年7月28日夕方に成田空港をたち、翌朝7時半頃にシャルル・ド・ゴール空港に着きました。
着陸から15分ほどで、預け入れた荷物がターンテーブルに出てきたのですが、それまでにインターネット接続の契約を済ませました。
eSIM
今回の旅では、インターネット接続はeSIMを使いました。
Ubigiです。30日間の契約で10GBが約18ユーロでした。
過去には現地の実店舗で物理的なSIMを購入していました。こちらの方がデータ量に対して割安で、電話もできたからです。
でも私はフランス語が下手なので、今回の旅では、現地にあまり電話をかけないだろうと思いました。
データ通信のみであれば、実店舗に行かなくて済むeSIMは、とても便利です。預け入れた荷物を待つあいだに、わずか1分でUbigiのeSIMに契約して接続できました。
飛行機
飛行機は、パリ往復です。
直行便ではなく、アブダビで一度のりつぐ便にしました。
飛行時間を比較すると、ロシア問題のせいで、直行便でも片道16時間くらいかかります。一度のりつぐ便だと、片道20時間かかるのですが、その4時間は大きな差ではないように感じました。
そこで、のりつぐ便を調べてみると、エティハド航空のビジネスクラスがすごく安くて、直行便のエコノミークラスと同じくらいの金額でした。
エティハド航空のビジネスクラスを利用すると、夜にアブダビに到着し、ラウンジでシャワーを浴びて食事ができます。そして、パリへの飛行機に搭乗したらすぐに機内でしっかり寝られます。その後、着陸前に機内で朝食を済ませると、朝8時頃からパリで元気に活動できます。とても効率的でした。
Volvicに到着
特に問題なく、シャルル・ド・ゴール空港から電車でクレルモン=フェランに行き、そこでオートマ車を借りてレンタカーで Volvic のホテルに到着しました。
7月29日(金)の19時頃のことです。
ホテルは、Logis Hôtel du Commerce。食事なしの部屋だけの料金は税金込みで75.7ユーロでした。家族経営なのでしょうか、すごく若いスタッフが複数いました。初々しい接客で、こころよく感じました。
日本の空港を出発してから24時間以上かかってようやく着いたわけです。翌日は車の運転と教会訪問が続くため、軽く夕食をとって早く寝ようと思っていたのですが、、、
教会の前の広場はロックコンサート会場
夕食は外のテーブルで食べました。周りは、子供連れ、若者のグループ、老夫婦など、かなりにぎやかです。おしゃれして来た感じ。生き生きしてて良いですなあ。
ベースやドラムの音が響く中、食事を終えた私は部屋に戻りました。何時頃までコンサートは盛り上がることだろう?寝られるかしら?と思いましたが、全く心配無用で、22時には静かになりました。
私はぐっすり寝ました。
Église Saint-Priest
翌日の、30日(日)の朝から教会見学です。
目的の教会はサン=プリースト。聖プラエジェクタスに捧げられています。
教会前の掲示を一部抜粋して和訳します:
クレルモンの司教であるプラエジェクタス(仏:プリースト)は、674年にヴォルヴィックで殺害されました。彼の後継者であるアヴィトゥス2世は、そこにベネディクト会修道院を設立することを決定し、周辺に町が発展しました。1095年に修道院はクリュニーに与えられたモザ修道院の監督下にあったことがわかっています。ヴォルヴィックはクリュニー傘下にある監督修道院との緊密な関係を維持しました。建物は、12 世紀からのロマネスク様式の建築のクワイヤを維持しています。身廊、 交差部の一部およびファサードは、19世紀に建築家マリーによってヴォルヴィック石で再建されました。
教会には、カロリング朝時代にさかのぼる遺物や彫像などの注目すべき調度品があります。オリジナルの錬鉄製の門が礼拝堂を飾っています。ヴォルヴィックは、ヨーロッパの何百もの場所と同様に、10 世紀から18 世紀にかけてのクリュニー修道院の輝かしい記憶を保持しています。
建物の外観
建物を外側から見てみましょう。
西側のファサード部分は、19世紀にヴォルヴィック石で再建されました。
南側の身廊や交差部の一部も、19世紀にヴォルヴィック石で再建されました。
北側も、同様です。
東側には、12世紀からの建築部分がもっとも多く残ります。
特に、後陣の装飾が目をひきます。
色の違う石をこまかく組み合わせて装飾をするのは、オーヴェルニュのあたりの特徴と思います。
次回、教会の内部を見ます。
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