ボローニャ(Bologna)<5>

聖ステファノ教会群の中の、Chiesa della Trinità o del Martyrium を見学します。

聖ステファノ教会群には現在四つの教会があり、三つの主な教会はすべてステファノ広場に面していますが、こちらの教会だけは Cortile di Pilato に面しています。

Cortile di Pilatoのポルティコの東に、Chiesa della Trinità o del Martyrium への扉口があります。

Cortile di Pilatoのポルティコの東にある、Chiesa della Trinità o del Martyriumへの扉口

現地の案内

案内が掲示されていました。

現地の案内

案内に書いてある通り、この教会はいくつもの名前で呼ばれます。

殉教者教会(Chiesa del Martyrium)、
聖十字架教会(Chiesa della Santa Croce)、
カルヴァリオの丘教会(Chiesa del Calvario)、
三位一体教会(Chiesa della Trinità)、

Calvarioはラテン語からきた「頭蓋骨」を意味する言葉で、カルヴァリオの丘をさします。つまり、イエスが十字架にかけられた場所(別称ゴルゴタの丘)です。

こうした様々な名前で知られるのは、この建物の起源が不確かだから。

場所やその他の要素から立てられた仮説によると、4世紀から5世紀にかけて、おそらく墓地だった場所に殉教者のための教会(埋葬地)が置かれ、その後、コンスタンティヌス帝のバシリカに似せて再建された。

その後、放棄された期間を経て、ロンゴバルド時代には洗礼堂とされ、フランク族が典型的な三後陣のスタイルで再建するまでの間、使用された。その後(16~17世紀)に増築され、礼拝所が混在する奇妙な形になった。それが、今世紀に入ってからの修復で、かつての姿に戻された。

ってことだそう。

見学

現在では、14世紀から15世紀にかけてのフレスコ画が残され、いくつかの後陣を備えた5廊式の横長の教会となっています。

Chiesa della Trinità o del Martyrium、内観(南を向く)
Chiesa della Trinità o del Martyrium、内観(南東を向く)
Chiesa della Trinità o del Martyrium、内観(北を向く)
Chiesa della Trinità o del Martyrium、内観(北東を向く)

Chiesa della Trinità o del Martyrium、4本の支柱に柱頭彫刻があり、14世紀から15世紀にかけてのフレスコ画が残されたいくつかの後陣を備える、5廊式の横長の教会です。

次回、Chiesa dei Santi Vitale e Agricola の内側を見ます。

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