聖ステファノ教会群の中の、Cortile di Pilato を見学します。
Chiesa del Santo Sepolcro の東側から、Cortile di Pilatoと呼ばれる小さな回廊に出ます。
現地の案内
案内が掲示されていました。
案内に書いてある通り、Cortile di Pilato とは「ピラトの中庭」という意味で、イエスが鞭打たれた後にピラトによって人々に見せられた、エルサレムの場所にちなんでそう呼ばれています。
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見学
東西はChiesa del Santo SepolcroとChiesa della Trinità o del Martyriumの間にあります。
南北には特徴的な十字形の煉瓦製円柱を持つロンバルディア・ロマネスク様式の二つのポルティコがあります。
小石を敷き詰めた中庭の中央には、ピラトが手を洗ったたらいにちなんで Catino di Pilato と名付けられた水盤があります。
この大きな大理石の水盤の、円形の縁の下にある碑文には、ロンゴバルドの王、リウトプランド(伊:Re Liutprando、在位712~744)などの名が記されています。
このため、740年頃に作られたロンバルディアの作品とも言われますが、碑文の解読、彫刻からの年代測定、そして過去の設置場所について、尽きない議論の対象となっています。
それにしても、Chiesa del Santo Sepolcro の外壁にほどこされた装飾が、実にみごと。
装飾は、大理石、砂岩、レンガを巧みに使ったシンプルな幾何学図形で、色のコントラストが特徴です。
Cortile di Pilato、聖ステファノ教会群の中の小さな回廊です。ここからみることのできるChiesa del Santo Sepolcro の外壁にほどこされた装飾が実にみごとです。
次回、Chiesa della Trinità o del Martyrium を見ます。
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