Collecchio、続きです。Pieve di San Prospero の内部をみます。
町一番の教会ですから、かなり長い時間にわたって施錠は解かれていて、西扉口から中に入ることができます。
フロアプラン
構造が分かりにくいと思うので、ゾディアック(Zodiaque)の la nuit des temps によるフロアプランを載せます。東が上です。

三後陣、三廊式で五つのベイがあります。
教会の中の概観
石とレンガを交互に配した石造柱の組み合わせで構成されています。

多くの柱は十字形ですが、三組目の柱だけは円筒形となっています。

円筒形の柱に柱頭彫刻があります。

この柱頭彫刻、大真面目なんだけど

愛嬌があるんです。ほら。

また、周りの十字形の柱にも、柱頭彫刻があります。

祭壇にもっとも近い十字形の柱の柱頭彫刻には、不思議な生き物がいっぱいです。


別の十字形の柱の柱頭彫刻には、おなじみの二股人魚がいます。

教会の内部で注目したいもう一つは、洗礼盤と洗礼図。
両方とも、北側廊の第一柱間(西扉口を入ってすぐ左)にあります。

逆円錐形の洗礼盤は、外面に、非常に精巧な回廊の柱の浮き彫りがあります。
18本の円柱が交差する半円アーチを支えています。

壁には、大理石の洗礼図が掛けられており、洗礼者、ヨルダン川の水に胸まで浸かったイエスと天使の3人が描かれています。

水の動きの背後にキリストの体が透けて見えるのが特徴的です。
Collecchio の Pieve di San Prospero、町のロマネスク教会です。いくつかのロマネスク様式の彫刻が残ります。
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