2019年9月の旅行八日目、三番目の目的地はSon。ソルペ(Sorpe)から南に約7km、車で約10分の道のりです。
ここでの目的は、Sant Just i Sant Pastor de Son。
山の上にあります。
車の中から、ふと見下ろすと
Sonの村に入ります。
村の入り口にある駐車場は、目指す教会の東。
車を停めて東を向くと、これまた、のどかな風景
そう。位置的には、最初のエステリ・ダネウ(Esterri d’Àneu)から、ここソン(Son)へ来て、次にソルぺ(Sorpe)に向かう順序が効率が良いのですが。
もしかして体調を崩したガイドが、約束した時刻にソルぺ(Sorpe)の教会の扉が開くように誰かに手配してくれてたら最高にハッピー、と考えて、行ってみたわけで。
でも、そんなにうまい話は、なかった(扉はガッチリしまってた)わけで。
あきらめて、効率的な訪問順にしようと、ここへ来たわけで。
🥺
ま、気持ちを切り替えて、見学できる部分に集中させてもらいます。
眼下のエステリ・ダネウ(Esterri d’Àneu)から、振り返ると、こちら。
南側から教会に近づけそうです。
フロアプラン付き案内板がありました。
案内板によると、1076年に最初に文書に記録された教会で、墓地、塔、祈祷所などとともに歴史的、人類学的に興味深い建築物群を形成しています。
11世紀から12世紀のロマネスク様式またはロンバルディア様式の教会は、単身廊で、堅固な鐘楼があります。15世紀に、Pere Espallarguesによるゴシック様式の祭壇画が設置されました。その後、側礼拝室が増築され、内部はバロック様式の絵画で装飾されました。
私は「祈祷所」と和訳しましたが、調べてみたら、comunidorというのは四つの方向に出入り口がある(ものによっては出入り口があるというよりむしろ、壁がほとんど無い東屋のような)、宗教的な機能を備えた小さな建物。嵐やペストなどに際して祈祷する司祭を守る役割がありました。ピレネー 地方の山岳教会の近くに造られることが多かったそうですが、今はあまり残っていません。
ここの祈祷所ってどれ?と探しましたが、どれのことだか、私には分かりませんでした。
ごめんなさい。
門の中へ入ります。
入ってすぐ左に、塔と教会をつなぐ建物。
この建物の先に、教会の主扉口(南扉口)があります。
墓地に行ってみます。
風が吹くたびにギーギーと音を立てていましたが、ついに大風でバタン!と音がして全開に。
にぎやかな門だなあ。
後陣が、美しい。
北側も
Sant Just i Sant Pastor de Son、山の上の教会です。後陣と鐘楼が美しい。
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