2019年GWの旅行七日目、六番目の目的地はAbbadia San Salvatore。カステルヌオーヴォ・デッラバテ(Castelnuovo dell’Abate)から南に約33km、車で約48分の道のりです。
目的はサン・サルヴァトーレ修道院(Abbazia San Salvatore)。
予想をはるかに超えてすごくて、実物に圧倒されました。なにしろ今でも、ときめいて目が泳いで興奮し続けたときを鮮明に思い出すんです。
案内板がありました。
この場所からは先史時代や、紀元前6世紀頃のエトルリアの集落の痕跡が発掘されています。
修道院の創設は8世紀。現在も残る修道院教会の建設は11世紀に遡ります。
13世紀になると修道院の政治的、経済的な力が弱まりました。シトー会に下り、地震で大きな被害があったため、教会の建物が改築されます。
後陣がつぶされ、翼廊は改築され、身廊の床は上げられ、地下聖堂の一部が取り壊されました。しかし、改築も長くは続かず、14世紀に黒死病が流行すると止まりました。
黄色は先史時代と紀元前6世紀のエトルリアの集落が発掘された場所
灰色は11世紀に建設された修道院教会
紫色は13世紀〜14世紀のシトー会が改築した場所
白色は16世紀〜20世紀の新しい回廊と現代的再利用の場所
水色は1991年の発掘
緑色は1997年の発掘
赤色は今後の発掘
教会の中に入ります。
真ん中の後陣に続く階段の両脇に、地下聖堂へ続く階段があります。
階段を上がって振り返ります。
階段を降りて地下聖堂へ。
地下聖堂に入ります。
わお!
中央の後陣の両側に小さい後陣があり、その手前にずらっと柱が並んでいます。
石の造形が、言葉を失うほど美しい。
サン・サルヴァトーレ修道院(Abbazia San Salvatore)。ぜひ来て見て欲しいです、崇高で幻想的な地下聖堂があります。
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