2018年9月の旅行十日目、最初の目的地はMelay。泊まっているAirbnb(Saint-Symphorien-des-Bois)から南西に約40km、車で約40分の道のりです。
十日目(火)に訪問したのは六箇所です。
41. ムレ(Melay)
42. イグランド(Iguerande)
43. フルーリー=ラ=モンターニュ(Fleury-la-Montagne)
44. シャリリュー(Charlieu)←急に思いたって行きました
45. サン=ボネ=ド=クレ(Saint-Bonnet-de-Cray)
46. サン=ジュリアン=ド=ジョンジー(Saint-Julien-de-Jonzy)
グーグルマップを編集して訪問番号を加えました。
Melayでの目的はサン=テティエンヌ教会(Eglise Saint-Etienne)。
教会は坂の途中にあります。教会の南に車を停めて見学の支度をしていると、一人の女性がこの南扉口から入っていくのが見えました。
よしっ!教会、開いてる。良かった~
ここが南扉口ということは、後陣が西にあるってこと。通常の聖堂とは反対向きです。
車を降りて、教会の南西を撮りました。
西側
北側
北東側
実は、この鐘楼の真下がすごいんですが、それは後ほど。
東側
façade は19世紀のネオ・ロマネスク様式。外見は、わざわざロマネスク探訪に来る場所かしら?という気持ちになります。
さっきの南扉口から中に入りました。
façadeを背にして西側を見ます。
南側廊
北側廊
リーフレットが置いてありました。
リーフレットによれば、ロマネスク教会があった場所に、19世紀に再建された教会です。この時、もとのロマネスク教会とは反対向きに造られ、後陣があった場所に façade が造られました。再建された教会は七つのベイ(柱間)と南北の側廊を持ち、翼廊の無い構造です。
11世紀から12世紀にかけて建てられたロマネスク教会の遺構は鐘楼とその下の柱間に見ることができ、アーケード、柱、素晴らしい彫刻が施された柱頭があります。
西側、後陣を見ます。
装飾が、にぎやか。
ご生誕の場面の隣にいきなり、現代人がいますよね。私、これを見たとき、思わず笑みがこぼれちゃいました。
十字架降架かな、と思うんですが、その側にいきなり、スーツ姿のビジネスマン。新しいわあ。生き生きしてます。
後陣では、再利用された柱頭彫刻が、さらに心をくすぐってくれます。
二羽の鳥の間の男性
エバ(『創世記』3章)
蛇がいて
アダムもいます。
獅子の穴のダニエル(『ダニエル書』6章)
別の角度。ぺろぺろ。
祝福する天使
別の角度。
祭壇を背にして東側を見ると、こうです。
上の写真でいうと一番奥の、現在のfaçade裏の場所は、ロマネスク建築の遺構が残る、昔の後陣の場所(鐘楼の真下)です。
ここの彫刻彫刻が、ぶっとんでます。
拡大
別の角度
おなじみの、二股人魚
叫び?
鬼👹にしか、見えません。
あっかんべー👅
こういう素朴な怪しさが大好きな私には、たまりません。
サン=テティエンヌ教会(Eglise Saint-Etienne)、外見からは分からない、はかり知れない魅力を秘めた教会です。
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