サンヴィーニュ=レ=ミーヌ(Sanvignes-les-Mines)

2018年9月の旅行九日目、唯一、見学した場所はSanvignes-les-Mines。泊まっているAirbnb(Saint-Symphorien-des-Bois)から北に約50km、車で約45分の道のりです。

グーグルマップを編集して訪問番号を加えました。

九日目(月)
40. サンヴィーニュ=レ=ミーヌ(Sanvignes-les-Mines)

この日、姉がスペインの自宅に帰ります。だから、まずモンソー=レ=ミーヌのスーパーで買い物し、次にル・クルーゾにあるTGV駅に姉を送っていき、その後で教会を見学、という流れ。

当初は、もしサンヴィーニュ=レ=ミーヌを見た後で余裕があればパライユ=ル=モニアルにも行けるかな?なんて思ってましたが、うまく行かないもんです。

まず、Airbnbから北に55km、車で50分かけてモンソー=レ=ミーヌのスーパーに行って買い物。姉はお土産というより普通に家の食材を買っている感じで、私も自分が食べるものを買いました。相変わらず暑かったので(最高気温30度以上)いたみにくいものを選ばなきゃ、なんて考えながら。

スーパーで買い物して車に戻り、ちゃんとした昼ごはんを食べる時間がないね、ファストフードくらいしかないよ?ということで、ひとまず、TGV駅に行くことにしました。TGV駅まではスーパーから北東に約17km、車で約20分です。

わたしゃ、ここで、やらかしました。

車を走らせていると、後の車がクラクションを鳴らすんです。なんだろう?私の運転がゆっくりだから、早く行けよ、ってことかなあ?なんて思ってました。←バカ

もうTGV駅に着くかという頃、姉が叫びました。

「あ!トランクあいてる!!」

がっぱあ~と、トランク全開のまま、走ってたんです。

このトランクが全開って、、、怖すぎだから。

我ながら驚いて、息が苦しくなりました。姉は「ごめんね、買い物した荷物をトランクに入れて、閉めるの忘れた」と言いますが「いや、発車する前に安全を確認するのは運転手の仕事だから」と猛省する私。

自分で自分がいやになります。

TGV駅で飲み物とサンドイッチを買った姉は、私の分も買ってくれました。そして別れの挨拶をして、それぞれの目的地に出発。ここからは、泣いても笑っても、一人旅です。

Sanvignes-les-Mines へは、TGV駅から南西に23km、車で25分の道のり。

ここでの目的はサン=サンフォリアン教会(Eglise Saint-Symphorien)。こちらの教会は、以前に私が旅行の計画について書いたページでご紹介した、Corsaさんに教えてもらいました。

見学に際して事前に役場(Mairie)に連絡して予約する必要がありました。9月17日に行きたいとメールを送った私に「9月17日14時に役場にお越しください、一名の者が教会にお連れします」と返信がありました。

時間より早く着いたので、車の中で時間を調整してから、14時に役場へ。

中に入ると職員らしい女性が二人いて、かわるがわる私にフランス語で話してくれるんですが、よく分かりませんでした。奥の個室にいたマダムが手招きをしてくれて、英語で話してくれました。「亡くなった人が居て、教会で葬儀が行われているので、今日は教会の訪問は、できません。」

がーん。

カレンダーを示しながら「何日ならもう一度来られますか?」とのこと。最終日にパライユ=ル=モニアルを見た後、TGV駅へ向かう途中で来るしかないかなあ、それだと時間的に余裕が無いんだけどなあ、なんて考え込んでいると、別の人が来て何か話したり、確認したりして、何だか事態が変わってきている様子。するとマダムが笑顔で

「16時ごろに葬儀が終わりそうなので、その後でしたら、今日ご案内できます。」

やったあ!

一時間半くらい待つだけの方が、別の日に出直すよりもずううううっと、良い! 待ちます、待ちますとも!大喜びする私に「では、この時刻にもう一度いらしてください。」とポストイットに分かり易く書いてくれました。

一旦、役場を出て、教会の位置を再確認しました。教会は役場から北東に約450m、徒歩約6分です。

歩いて行ってみることにしました。教会の中に入れなくても、外を見ることは、できるはず。人っ子一人いない道を猛暑の中てくてく歩くと、教会が見えてきました。

façadeの前には人が大勢いて、教会の南にある駐車場は車でいっぱい。

教会の東側です。

美しい後陣。この村は丘の上に位置しているので、教会の北側には眺望がひらけています。

南壁です。

façadeの前に居た人たちが、皆さん教会の中に入ったので、façadeへ行きました。

西扉口の装飾は、とても簡素ですが豊かな趣があります。

反対側も

ますます中を見るのが楽しみになってきたところで一旦、役場に停めた車に戻ることにしました。

相変わらず閑散とした道を歩いていると、犬を連れた老婦人が向こうから歩いてきたので(へー、葬式に行かない人も居るのね)なんて思ってたら、すれ違いざまに「教会はどこですか?」と聞いてきました。「教会はここをまっすぐです」と答えると「ありがとうございます」と言って教会に向かって歩き始めました。

やっぱ基本的に、村人、全員集合なのか?

車に戻り、いよいよ15:45になったので役場の中へ。鍵を管理している男性が来てくれて、それぞれの車で教会まで行きました。

教会の南にある駐車場です。ここから教会をみると、こう。

近寄ります。

うーん、実に洒落た後姿。

façadeです。

中に入って、façadeを背にして東をみました。

後陣の照明をつけてくれました。

案内掲示もリーフレットも無く、あったのは避難経路の表示だけ。

この時、老婦人が入ってきたので「こんにちは、マダム」と挨拶すると、話しかけてくださったんですが、フランス語が下手な私は聞き取れず。残念。鍵を管理している男性と話し込んでいました。

インターネット(Le site sur l’Art Roman en Bourgogne) で得た情報によれば、この教会はもとは10世紀に建てられた城の礼拝堂でしたが、12世紀半ばにオータンの修道士に与えられ、ロマネスク様式の教会が建設されたのは恐らく12世紀後半だったと考えられています。ピンクの砂岩で段階を経て建てられており、最も古い部分は翼廊と後陣です。

私は、ここみたいな礼拝堂サイズが素朴で一番好みです。

翼廊です。

反対側

アーチに、これまた簡素で趣のある彫刻が、あります。

反対側。

壊されること無く、よくぞ、残っててくれた。

祭壇を背にしてfaçadeを振り返ります。

一段高くなっているロフト状の場所があって「servir dieu et mes freres」と書いてあります。

老婦人はまだ、鍵管理の男性と話し込んでいます。

後陣です。

柱頭彫刻が、素朴で上品。

この柱頭、素敵です。ほれぼれしてしまう。

鍵を管理している男性にお礼を言って、老婦人に別れの挨拶をし、出発。Airbnbに戻りました。

サン=サンフォリアン教会(Eglise Saint-Symphorien)、素朴な美しさが味わい深い教会です。

 

 

 

 

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