2018年9月の旅行八日目、二番目の目的地はChassenard。ヌイイ=アン=ドンジョン(Neuilly-en-Donjon)から北に約16km、車で約20分の道のりです。
ここでの目的はサン=ジョルジュ教会(Eglise Saint-Georges)。
教会の周りの駐車スペースに車を停めました。見えているのは、教会の北東です。
独特の色合いの石です。黄色っぽいというか、ピンクっぽいというか。下の写真は教会の東側です。
南側の、西の方です。
このへんだけみていると、わざわざ見に来る教会かしら?という感じですが。
南扉口の装飾が、良いんです。
扉口の装飾は、また後で。先に中の様子を見ます。
中に入ると、リーフレットが置いてありました。
リーフレットによれば、恐らく12世紀前半に建てられたロマネスク教会。当時は一般的な聖堂と同じ向き(façadeが西、後陣が東)に配置されていて、後陣、身廊、クワイヤと鐘楼がありました。19世紀の終わり頃、数が増えていた信者達は教会の拡張を要望し、これにこたえて20世紀の初めにかけて工事が行われました。
この20世紀の拡張工事の際、教会は向きを逆(façadeが東、 後陣が西)に配置され、新しい翼廊、クワイヤ、 聖具室が造られました。そして2000年ごろ、壁の修繕を行っていたとき、ロマネスク様式の扉口が再発見されました。とのこと。
リーフレットにあった、フロアプランです。
ロマネスク様式の身廊に立って、20世紀に造られたクワイヤの方を見ると、こうです。
前進して20世紀に造られた翼廊です。南翼廊。
北翼廊。
20世紀に造られた後陣です。
振り返って、後陣を背にしてfaçade方向です。
前進してfaçadeの裏側を見ます。ロマネスクの身廊がちょっとかわいい。
さて、2000年に再発見された扉口をみます。
ティンパヌムには、荘厳のキリスト。天使二人と福音書記者のシンボルに囲まれています。
この、独特の黄色っぽいようなピンクっぽいような色の石は、石灰岩。ロワール川の流域の別の聖堂にも使われています。
まぐさはひどく損傷していて(20世紀の工事のとき、ここにロマネスク彫刻があると知らずに、壊してしまったとリーフレットに書いてありました。)一部、修復されています。
フリーズには、塔が彫られています。
エルサレムの町を表す塔と、三博士の礼拝の場面でしょうか?
拡大しても
詳細がはっきりしませんが、印象的な装飾です。
サン=ジョルジュ教会(Eglise Saint-Georges)、時代を経て、なお、魅力のある教会です。
さて、出発。
次の目的地(Montceaux-l’Etoile)に向かう途中、ガススタンドで給油。それから、昼食をとりました。
La Chaumiere
12 Rue de la Gare, 71600 Saint-Yan
たしか、Menuにした気がします。
前菜です。
主菜です。
チーズです。
デザートです。
私は超、超、満腹。
周りには地元の人らしい客が大勢いて、みなさんペロリと食べてました。
ちなみに、ステーキの焼き加減について、フランス語ではこんな風に言います。
中までしっかり火を通してほしいときはビヤン・キュイ(bien cuit)、外側はしっかりめに焼いて中はトロめがいいときはア・ポワン(à point)、外側は軽く焼いて中はトロッとしているのがいいときはセニャン(saignant)、もっと焼かないやつはブルー(bleu)。
英語だと
ウェルダンはビヤン・キュイ(bien cuit)、ミディアムはア・ポワン(à point)、レアはセニャン(saignant)って感じですかね。
ちなみに姉はブルー、私はセニャンでお願いしました。私は満腹になってしまい、食べきれずにいたら、焼き直しましょうか?と言ってくださいましたが、、、申し訳ない。身の程をわきまえずに注文して、残してしまいました。
ごちそうさま。
満腹でふうふう言いながら、次の目的地を目指して出発したのでした。
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