Vézelay、続きです。夕食後、のんびり歩いてホテルに帰ると、大聖堂が美しく照らし出されていました。
泊まったホテルは、右の手前に写っている建物。次の日の予定もみっちり詰め込んであったので、早めに寝ました。
zzz
翌朝、旅行三日目は、夜明け頃に目覚めました。
この時期の夜明けは朝7時。まだ街灯がともっています。
ホテルの向いにある建物(上の写真で左の建物)から灰色の僧服に身を包んだ修道女が出てきて、ゆっくりと、でもしっかりした足取りで大聖堂に入って行きました。
ホテルの部屋から見た夜明けの大聖堂。これまた違う表情です。
私は出発しようと荷物をまとめていて、初めて気づきました。泊まっていたホテルの部屋の壁に、こんな写真パネルがあったの。
身廊の床の中央部分が祭壇に向かって点々と光っているんです。これ、もしかして、夏至の日の正午の大聖堂を撮った写真じゃないかなあ?何かで読んだ気がしたんです。
Vézelay の採光用の高窓は、太陽が天空で一番高い位置に来る夏至の正午、採りこんだ光を身廊の真ん中に正確に刻んで、祭壇を魅力的にするって。
帰国後に確認したら、ゾディアック(Zodiaque)の la nuit des temps 『Bourgogne roman』に書いてありました。
いつか、夏至の日の正午に来てみたい。
出発の準備が完了し、最後にもう一度、朝の大聖堂を見学しました。8時頃です。
聖堂に入って正面を見ると、クワイヤに溢れる光があまりにも眩しくて、神々しかった。
同じ場所が午後だとこんな感じ。
午後も勿論とても美しいんですが、早朝の白い光が強く輝く様子は、神の場所かと。
Vézelay は、光の教会だと感じました。
いつか、また、来ます。
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