2018年9月の旅行二日目、月曜日。二番目の目的地はAuxerre。サン=シドロワーヌ(Saint-Cydroine)から南に24km、車で28分の道のりです。
ここでの目的は大聖堂(Cathédrale Saint-Étienne d’Auxerre)、昼食と修道院(Abbey of Saint-Germain d’Auxerre)。
大聖堂の名前にある Saint-Étienne は日本語で聖ステファノと呼ばれます。石を投げられて眠りにつく様子が新約聖書の『使徒言行録』6章、7章、8章に詳しく書いてあります。最初の殉教者とされてまして、絵画などにもしばしば登場するんです。
石ころをくっつけてる聖人像を見かけたら、それはきっと聖ステファノ。
Auxerre に着くと大聖堂のまん前の駐車場に車を停めました。
大聖堂のロマネスクとしての見所は11世紀前半の地下聖堂(crypt)ですが、あいにく私が訪ねた月曜日は休み。ここに美しいフレスコ画があるんですが、また次回のお楽しみとなりました。
大聖堂自体(crypt以外)は開放してありますから、ぐるりと見学しました。
荘厳です。ゴシック様式って立派すぎて、素朴で味わい深いものに惹かれてしまう私の嗜好には合わないんですが。
動画をYouTubeにアップしました。
壁に案内が掲示してありました。
ここに書いてあるロマネスクの crypt が見たかったんです。白馬に乗ったイエスのフレスコ画が美しいそうなので。
歴史は古く、時代ごとに手を加えられています。
さて、次は昼食です。行ったのは事前にオンライン予約しておいた、こちら。
La P’tite Beursaude
55 rue Joubert, 89000, Auxerre
ロマネスク見学を中心に旅行するとき、昼食は次の見学までにサッと済ませられるよう、美味しそうでサービスが良さそうな店の中でも、営業時間の縛りが緩そうで食事の提供が早そうな店の見当をつけておいて、そこに行きます。
でも、このAuxerreでは、違います。わざわざ予約したんです。なぜなら、月曜日だったから。月曜はほとんどの店が定休日で、開いていたのはハンバーガー、モロッコ料理、トルコ料理、パン屋か、ここ。ここが一番、費用対効果が良さそうだったんです。
ブルゴーニュ地方の北部、ヨンヌ県のテロワールを楽しめます。
大聖堂からレストランまでは歩いて5分くらいです。道すがら初めて見る Auxerre の、中世を思わせる町並みはとても魅力的で、良い所だなあと思いました。
12:30頃に到着。店の外観です。
内装もすごく洒落ていました。サービスしてくれたマダムも素敵で。
次の予定(修道院での14時からのガイドツアー)のために時間が気になって、コースではなくアラカルトで主菜(一皿€17)のみをお願いしました。残念ながら時間があまり無いので、とお伝えして早めにサービスしていただきました。
まず、出てきたのがこちら。
サクサクで美味しかった。
そして注文の品が揃いました。私(手前)は鴨、夫(奥)は牛。
すごく美味しかった。右の白色と灰色の容器の中はこうなっていました。
野菜もたっぷり。
あっという間に平らげてしまいました。デザートを食べるには時間的余裕が無かったけど、コーヒーだけ注文して会計を頼みました。コーヒーが一杯€5だったので、これは少し高いな、と思いましたが。
美味しくってサービスも良かったので大満足でした。
店を出る時にふと気付いたら
身障者も歓迎の店だったんですねえ。なんか、いいわあ。
Auxerre、続きます。
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