ヴィコフェルティレ(Vicofertile)<1>

2019年12月の旅行五日目、最後の最後に目指すは Vicofertile 。フィデンツァ(Fidenza)から東に約23km、車で約29分の道のりです。目的は Parrocchia San Geminiano 。

北側にある商業施設の無料駐車場に車を停め、歩いて向かいました。

Parrocchia San Geminiano、南東側外観。鐘楼は17世紀に北小後陣をつぶして造られたもの。

ヴィコフェルティレ(Vicofertile)は、三回に分けて書きます。<1>は教会の歴史と概要にうついて、<2>は柱頭彫刻について、<3>は洗礼盤について、です。

鍵は開いているのか?

前回に来たのは2017年5月でした。その時は閉まっていて中を見られなかったのです。

鍵が開いていることを祈りながら、扉を確認します。

Parrocchia San Geminiano、南側外観。

だめです。

南側にある二つの扉(上の写真)は、どちらも施錠されていました。

西扉口が開いていてくれたら良いな、と西側へ行きます。

でも、だめ。

西扉口も閉まっていました。

ショックでした。

私は涙が出そうになりながら、ぼうっとしていたんです。。。

すると、男性がやってきました。

男性は梯子をかけて、クリスマス・イルミネーションを設置している様子です。

Parrocchia San Geminiano、南西側外観。

男性に挨拶し、教会の中を訪問したいと相談すると、

「いいですよ、今、鍵を開けますね。」

やったあああああ!

踊り出したくなる気持ちを抑えながら、教会の中へ入りました。

教会の内部

ファサードのある西扉口から入ると、視界に広がるのはこの眺めです。

Parrocchia San Geminiano、身廊から東を向く。

教会内部は三身廊で後陣は二つ。

現地にはフロアプランが見当たらなかったので、ゾディアック(Zodiaque)の『la nuit des temps』によるフロアプランを載せます。

私が画像を編集して、柱頭番号をつけました。

ゾディアック(Zodiaque)の『la nuit des temps』によるフロアプラン

教会の歴史

教会の歴史は9世紀に遡ります。考古学調査で、当時の遺構が現在の建物の下に確認されています。それは三身廊で後陣は一つ。今よりも小さい規模のものであったようです。

現在の建物は13世紀初めにロマネスク様式で建てられたもので、内部を飾る多くの彫刻もその頃のものと考えられています。14世紀にたびたび損傷を受けたために修改築が行われ、17世紀にはバロック様式で全面的に改築されましたが、20世紀初めにロマネスク様式を取り戻すことを目的とした大規模な改築が行われて、ほぼ今の姿となりました。

この教会の見どころは、洗礼盤と柱頭彫刻です。

次回、柱頭彫刻を見ます。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です